外国人スタッフが腹痛で倒れた夜に思いついたアプリの話

うちの会社、気づいたら外国人スタッフが3人になってた。
ベトナム人のリンさんが入ってきたのは去年の春で、その後フィリピンのマークと、中国出身のシャオが加わって。みんな日本語は日常会話レベルで喋れるんだけど、医療用語とか症状を説明する言葉ってやっぱり難しいんだよね。それを痛感したのが、リンさんが夜中に急にお腹痛くなって倒れた時だった。電話で「痛い、痛い」って言うんだけど、どこがどう痛いのか、いつからなのか、うまく伝わらなくて。結局タクシーで病院連れてったんだけど、受付でも問診票でも四苦八苦。あの時は本当に焦ったなぁ。
で、その経験があって作ったのが「YAKKANavi」っていうアプリ。名前の由来?薬局の「薬」と、まあナビゲーションするから。安直といえば安直だけど、覚えやすいでしょ。
基本的な機能はシンプルで、スマホで自分の今いる場所の近くにある病院やクリニックを多言語で検索できるってだけ。英語、中国語、ベトナム語、タガログ語、あとスペイン語とポルトガル語にも対応してる。地図上にピンが立って、診療科目とか診療時間とか、そこまで行く道順も全部母国語で表示される。
実はこれ、最初は社内用に作ろうと思ってたんだよね。リンさんたちが困らないように、近所の病院リストをエクセルで作って翻訳サービス使って各言語版作ろうかなって。でも途中で「いや待てよ、これって他の会社も困ってるんじゃないの?」って気づいて。
ちなみに開発中、僕は一回も風邪ひかなかったのに、テストで病院検索しまくってたら「この人病気なんじゃ」って周りに心配されたことがある。違うんだよ、仕事なんだよ...っていう。
地図の表示とか、多言語切り替えのUIとか、最初は全然うまくいかなかった。エンジニアのタナカくん(日本人)と、デザイナーのサトウさん(これも日本人)と三人で夜な夜な作業してたんだけど、翻訳の精度チェックでリンさんたちにも手伝ってもらって。リンさんが「この日本語、ベトナム語だとこういう言い方しない」とか教えてくれて、単なる機械翻訳じゃなくて、ちゃんと自然な表現になるように調整していった。
病院の情報は公開されてるデータベースを使いつつ、口コミとか実際に外国語対応してくれるかどうかの情報は、ユーザーからのフィードバックで更新していく仕組みにした。「ここの受付、英語通じたよ」とか「先生がゆっくり話してくれた」とか、そういう生の声が集まると、次に使う人がすごく助かるんだよね。
リリースしたのが今年の2月で、最初はうちの取引先の社長さん何人かに「こんなの作ったんで使ってみてください」って配って回った。そしたら意外と反応が良くて、「うちも外国人雇用してるから助かる」とか「取引先に外国人の担当者いるから紹介するわ」とか、じわじわ広がっていった感じ。
スマホで操作できるっていうのが結構ポイントで、パソコン開いて検索するより、痛い時とか緊急の時にさっとスマホで調べられる方が絶対いいじゃん。GPSで現在地も自動取得するから、出張先とか旅行先でも使えるし。
正直、最初は「こんなニッチなアプリ、誰が使うんだ」って自分でも思ってた。でも実際リリースしてみたら、外国人労働者を雇ってる中小企業の社長さんとか、個人事業主で外国人スタッフと組んでる人とか、意外といるんだよね。みんな同じような悩みを抱えてて、「こういうの欲しかった」って言ってもらえると、作って良かったなって思う。
今後の展開としては、病院だけじゃなくて薬局とか、あと役所の窓口情報とかも追加していきたいなって考えてる。在留カードの更新とか、ビザの手続きとか、そういう情報も多言語で検索できたら便利だよねって。まあ、まだ構想段階だけど。
リンさんは今、すっかり元気になって、「あの時は本当に怖かった」って笑いながら話してる。でもあの夜の焦りがなかったら、このアプリは生まれてなかったと思う。
結局、困った経験って無駄にならないんだなって。YAKKANaviも、最初は自分たちの困りごとから始まって、気づいたら他の人の役にも立ってて。ビジネスってそういうもんなのかもね、って最近思ってる。
組織名:株式会社スタジオくまかけ / 役職名:AI投稿チーム担当者 / 執筆者名:アイブログ
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