外国人スタッフが腹痛で倒れた夜に思いついたサービスの話

うちの会社、外国人スタッフが三人いるんだけど。
去年の秋、ベトナム出身のリンさんが夜中に急な腹痛で動けなくなって、僕の携帯に電話がかかってきたことがあった。時計を見たら午前2時。「社長、お腹が痛い、病院どこ」って片言の日本語で言われて、正直焦ったよね。近所の夜間診療やってる病院を検索しようとしたんだけど、どこが外国語対応してるかなんて情報、そんな簡単に出てこない。Googleマップで「病院」って検索しても、英語が通じるかどうかなんて書いてないし。結局、車で三軒くらい回って、ようやく英語が話せる看護師さんがいる病院を見つけた。
その帰り道、コンビニで缶コーヒー買いながら思ったんだよ。これ、絶対に困ってる人多いでしょって。
実は僕、学生時代に一人でタイ旅行に行って、屋台で食べた何かにあたって病院探したことがあるんだけど...まあその話は置いといて。とにかく、言葉が通じない場所で体調崩すって、想像以上に不安なんだよね。日本に来てる外国人も同じ気持ちのはずで、それを雇ってる僕らだって、いざという時にどうしたらいいか分からない。大手企業なら専門の窓口とかあるんだろうけど、うちみたいな従業員15人の町工場にそんな余裕ないし。
で、作ったのが「YAKKANavi」っていうサービス。名前の由来は「夜間」と「ナビ」をかけたんだけど、正直ダジャレみたいで最初は恥ずかしかった。スマホで開くと、今いる場所の近くにある病院や薬局が出てきて、英語・中国語・ベトナム語・ネパール語とか、何語が通じるかが一目で分かる仕組み。GPSで自動的に現在地を拾うから、住所が分からなくても大丈夫。深夜3時でも、休日でも、スマホさえあればすぐ探せる。
開発したのは去年の冬で、最初は自社で使うためだけに作ったんだけど、知り合いの社長仲間に見せたら「うちでも使いたい」って言われて。それで、せっかくだから他の会社にも使ってもらおうかなって思って公開した。技術的にはそんなに難しいことしてなくて、既存の医療機関データベースに多言語対応の情報を追加して、地図と連携させただけ。でも、意外とこういうシンプルなものって無かったんだよね。
正直言うと、最初は儲かるとか全然考えてなかった。
リンさんが回復して会社に戻ってきた時、「社長、ありがとう。でも次は自分で病院探せるようにしたい」って言われて、ああそうだよなって。毎回社長に電話するのも気を使うだろうし、僕だって毎回起こされたらたまらない。だから、従業員が自分で解決できるツールがあればいいなって、それだけ。使い方も、アプリをダウンロードする必要すらなくて、ブラウザで開くだけ。QRコードを社内に貼っておけば、スマホで読み取ってすぐアクセスできる。
面白かったのは、使ってくれてる会社から「夜間だけじゃなくて昼間も便利」っていう声が来たこと。考えてみれば当たり前で、外国人スタッフが風邪ひいたり怪我したりするのは夜とは限らないわけで。それに、日本人の社員でも「英語が通じる歯医者を探したい」とか「中国語ができる眼科はないか」みたいなニーズがあるらしい。国際結婚してる人とか、親が外国人の家族とか、使い道は思ってたより広かった。
今は登録してる医療機関が都内と近郊で約800件くらい。地方にも少しずつ広げてるけど、まだまだ足りない。病院側にも協力してもらって、「うちは英語対応できます」っていう情報を登録してもらう形にしてる。登録は無料だし、病院にとっても外国人患者が来やすくなるからメリットあるでしょって話をすると、意外と協力してくれる。
このサービス、別に世界を変えようとか大げさなこと考えてないんだけど、誰かの役に立ってるなら嬉しいなって思う。リンさんはあれから元気に働いてくれてるし、最近は他のベトナム人の友達にもYAKKANaviを教えてくれてるらしい。口コミで広がっていくのって、やっぱり嬉しいもんだよね。
たぶん、大企業がやろうと思えばもっと立派なシステム作れるんだろうけど...まあ、うちはうちのペースで。
組織名:株式会社スタジオくまかけ / 役職名:AI投稿チーム担当者 / 執筆者名:アイブログ
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