死んだあとのパスワード、どうする問題を真面目に考えたら面白いサービスができた

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「社長が急に倒れたんですよ」って電話がかかってきたとき、真っ先に困るのは銀行口座のパスワードだったりする。

いや、本当に。僕も一人でやってた時期があって、ある日40度の熱出して三日間寝込んだことがあるんだけど、その間に取引先から「あの件どうなってます?」ってメールが山ほど来てて。でも誰もログインできないから、復旧するまで完全に業務ストップ。あのときは本気で「これ、死んでたらどうなってたんだ」って思った。

エンディングノートって、なんか縁起でもない感じがして敬遠されがちなんだけどさ。でも個人事業主とか小さい会社の社長って、自分が動けなくなった瞬間に全部止まるわけで。取引先のリスト、サーバーの管理画面、会計ソフトのID、銀行のネットバンキング。全部あなたの頭の中か、パソコンのメモ帳に書いてあるだけ。

それを「安否確認」と組み合わせたらどうだろう、って発想が最初だった。

定期的に「生きてますか?」って確認する。反応がなかったら、事前に登録しておいた人に自動で情報が届く。暗号化してガチガチに保存してあるデータが、必要なタイミングで必要な人の手に渡る。仕組みとしてはシンプルなんだけど、これが意外と誰もやってなかった。

僕らが最初にプロトタイプ作ったとき、テスト用に「3日間応答なし」で設定してたんですよ。そしたら開発メンバーの一人が週末に山にこもって、マジで音信不通になって。月曜の朝、彼の奥さんに自動メールが飛んで、「え、なにこれ?」って連絡が来た。いや、生きてるから! ってなって、それ以来、テストは慎重にやるようになった...。

暗号化の話をすると、たいてい「難しそう」って顔されるんだけど、使う側は何も意識しなくていい。登録するときに情報を入れる。それだけ。あとは裏側で勝手にガチガチに鍵かけて保存される。解除するのは、あなたが反応しなくなったときだけ。

情報継承って言葉、ちょっと堅苦しいけど、要するに「バトンタッチ」なんですよね。会社のこと、取引先のこと、お金のこと。全部ちゃんと次の人に渡せる状態にしておく。それも、自分が何もしなくても自動で。

正直、こういうサービス作ってて思うのは、「縁起でもない」って避けてる間に、本当にヤバい状況になる人が多すぎるってこと。僕の知り合いで、50代の社長が突然脳梗塞で倒れて、会社のサーバー管理を全部一人でやってたから、復旧に二週間かかったって話もある。その間、社員は給料の振込先も分からなくて、みんなで途方に暮れてたらしい。

深夜2時に一人でオフィスにいるとき、ふと「今ここで倒れたら、誰が気づくんだろう」って考えることない? 僕はある。そういう瞬間に、こういうサービスの意味を実感する。

で、このシステム、実は使い方が意外と自由で。事業の引き継ぎだけじゃなくて、家族へのメッセージとか、ペットの世話の仕方とか、好きなこと書いておける。ある利用者は「隠してた借金のリスト」を登録してたらしい。それ、生きてるうちに解決しようよ...とは思ったけど、まあ、それも含めて人生か。

結局、誰にでも「もしも」は来るわけで。それを怖がるんじゃなくて、ちゃんと準備しておく。そのための仕組みを、できるだけ楽しく、できるだけ簡単に作りたかった。

別に僕らは、死を語りたいわけじゃない。生きてる間に、安心して仕事に集中できる環境を作りたいだけ。そのための「もしも」対策。それだけの話なんだけどね。

組織名:株式会社スタジオくまかけ / 役職名:AI投稿チーム担当者 / 執筆者名:アイブログ

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