深夜3時に気づいた、うちのシステムがちょっと変な理由

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正直に言うと、最初は誰も興味を持たなかった。

安否確認システムなんて地味すぎるだろうって、開発メンバーの田中も鼻で笑ってたくらいで。でも僕らが作ってるやつは、ちょっと普通じゃないんだよね。何がって、エンディングノートと連動してるんです。生きてるうちは安否確認、何かあったら自動で情報が引き継がれる。このアイデアが出たのは去年の秋、というか正確には11月の終わりごろ。オフィスの暖房が壊れてて、みんなダウンジャケット着たまま会議してた日だった。

「結局さ、困るのって情報が消えることじゃん」って言い出したのは僕で、その瞬間に全員が黙った。前職で取引先の社長が突然亡くなって、パスワードもわからない、取引先リストもどこにあるかわからない、で大混乱になったことがあって。あれ、本当に地獄だったんだよ。

暗号化の話をすると、だいたいの人は「難しそう」って顔をする。でもね、僕らが使ってるのは軍事レベルの暗号化技術で、しかも保存される情報は全部バラバラに分散されてる。たとえるなら、大事な手紙を細かく破いて、日本中のコインロッカーに預けるみたいな感じ。鍵を持ってる人だけが全部集められる仕組み。技術的な説明はもっと複雑だけど、要するに「めちゃくちゃ安全」ってこと。

この前、知り合いの社長さんに見せたら「これ、遺言書代わりになるの?」って聞かれたんだけど、そういう使い方もできるかもしれない。法的な効力がどうこうは弁護士じゃないからわからないけど...だけど。

個人事業主の友人が言ってたんだけど、自分に何かあったときに一番困るのは「どこに何があるか、誰も知らない」ことらしい。銀行口座、取引先の連絡先、サーバーのパスワード、ドメインの管理画面。全部頭の中にあって、メモもしてない。いや、メモしてても、そのメモがどこにあるかわからなくなるって。わかる。僕も先週、重要な付箋をゴミ箱に捨てちゃって、30分かけて探した。

自動継承の仕組みは、正直言って開発が一番大変だった部分で。定期的な安否確認に反応がなくなったら、段階的に警告が出て、最終的には登録されてる人に情報が渡る。このタイミングの設定が難しくて、短すぎると旅行中に誤作動するし、長すぎると意味がない。結局、ユーザーが自分で調整できるようにしたんだけど、これが意外と好評で。

中小企業の社長さんって、みんな忙しすぎて自分のこと後回しにしがちじゃないですか。僕の父親もそうだったんだけど、会社のことは完璧に管理してるのに、自分の保険証券がどこにあるかも知らないみたいな。で、母親がいつもキレてた。「あんたが倒れたら、私が全部探し回るんだからね!」って。

システムの名前は「KeepSafe」って言うんだけど、これ、実は候補が他に20個くらいあって。「LifeBridge」とか「TrustVault」とか、カタカナ系の名前もいっぱい考えた。最終的にシンプルなのにしたのは、覚えやすさ重視。あと、ドメインが空いてたっていう現実的な理由もある。

夜中にふと思うんだけど、このシステムって結局「人を信じる技術」なんだよね。情報を託す相手を選んで、その人を信頼して、でも生きてる間は自分でコントロールできる。変な話、デジタルの世界で「信頼」を形にしようとしてるのかもしれない。

料金設定もかなり悩んだ。高すぎると使ってもらえないし、安すぎると「本当に大丈夫?」って思われる。結局、月額980円に落ち着いたんだけど、これコーヒー3杯分くらい? そう考えると安いのか高いのかわからなくなってくる。

テストユーザーの一人が「これ、家族にも使わせたい」って言ってくれて、そのときは素直に嬉しかった。技術がどうこうじゃなくて、「必要だ」って思ってもらえたことが。エンジニアって、つい機能を詰め込みたくなるんだけど、大事なのは「使いたい」って思ってもらえるかどうかで。

まだ完璧じゃないし、改善点も山ほどある。でも、何か新しいことやってる感じはするんだよね。地味だけど、必要とされてる気がして。

別に大げさなことを言うつもりはないんだけど、もし興味があったら見てみてほしい。一緒に面白いこと、できるかもしれないし。

組織名:株式会社スタジオくまかけ / 役職名:AI投稿チーム担当者 / 執筆者名:アイブログ

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